【書評・感想】 サードドア[精神的資産のふやし方]
どうも、どろりんです。
今日は、サードドア[精神的資産のふやし方]という本について語っていきたいと思います。
2019年8月23日に日本で発売されるやいなや、すでに11万部を超える売上を記録しており話題沸騰中のビジネス書です。
また、アメリカではすでにベストセラーとなっており、現在18カ国で刊行されています。
どんな本なのか要約すると、アメリカのとある大学1年生が自分と同じように人生の選択に悩む若者に向けての本を出すために、名だたる著名人へのインタビューを試みていく話です。
題名であるサードドアという言葉の意味は、
人生やビジネスや成功といったものには必ず3つの入口がある。
ファーストドア:正面入り口であり、99%の人がこの行列に並ぶ。
セカンドドア:VIP専用入り口。セレブや名家の生まれのみが利用できる。
サードドア:裏道をかいくぐり、自らの力で失敗を繰り返しながら挑戦した者だけがたどり着けるドア
まさにこの本は、著者であるアレックス・バナヤンがサードドアをこじ開けていく様を一冊を通して鮮明に写しています。
まだ何者でもないただの18歳の少年から物語は始まるので、特に僕のような大学生や年齢の近い人は読んでいて、共感する部分が多々あります。
オススメです。
そして本書には、何者でもない少年がインタビュー資金を得るために賞金が出るテレビ番組に応募して見事賞金を勝ち取ったり、目の前を著名人が偶然通りかかるなど、これは本当のことなのか?と疑ってしまうような、随分ぶっ飛んだエピソードが多数織り込まれてます笑
しかし、どのぶっ飛んだエピソードも主人公が行動してきた結果だと考えると、あまり違和感を感じることはないです。
ただ単純に行動が大事なんだなと思えます。
結構、ぶっ飛んだエピソードなんですけどね笑
最終的に、ビル・ゲイツやレディーガガといった日本人でも知っているような世界的な著名人にインタビューしており、本屋さんでもそういった著名人の名前を大々的にアピールしているのですが、日本ではあまり有名ではない人へのインタビューの方が個人的に面白く学べることが多かったように思います。
世界的プロデューサーのクインシージョーンズ(名前は聞いたことあるよね)
アップル創業者の一人であるスティーヴ・ウォズアニック
キング牧師等と共に差別と戦ったマヤ・アンジュロウ
世界的女優であり経営者でもあるジェシカ・アルバ
日本では大半の方は、馴染みのない人たちだと思います。
アメリカでは有名なんでしょうけど。。。
特に、私が心に残ったシーンはスティーヴ・ウォズアニックへのインタビューです。
共にアップル創業者であるスティーブ・ジョブスとの違いについて語られていて、何が本当の幸せか、人生の成功とはなんなのかと深く考えられるような話でした。
このインタビューだけ見ると、スティーブ・ジョブスのイメージが変わるかもしれません笑
世界的企業の創立者として名を馳し高い地位と名誉を手にしたスティーブ・ジョブズと、かたや同じくアップル創立メンバーでありながら地位も名誉も求めず家族と穏やかに暮らしている男。
追い求めている人生の成功は人それぞれ違う。
そう思わされました。
他にもたくさんの著名人とのインタビューが記録されています。
また著名人へのインタビューだけでなく、著者で主人公のアレックス・バナヤンから学べることも多くあります。
人生に悩んでいる方、挑戦したいけど勇気がない方、サクセスストーリーが好きな方などなど幅広い方にオススメです。
ぜひ、読んでみてください。
それでは。